座談会 働きやすい職場づくり

育児休職取得をきっかけに、個人も組織も変わっていく

ニチバンでは、事業の成長を支える社員たちをサポートするために、
組織風土づくりや制度の整備に取り組んでいます。
今回は「育児休職制度」を実際に利用した社員に、
その体験を通して感じたことを語ってもらいました。

山積みの不安を押し切って、育児休職へ突入

  • 小林 2000年に第一子の育児休職を取得しました。妊娠がわかったとき、夫は、私が当然仕事は辞めるものだと思っていて、両親からも心配されました。自分でも両立は難しいと感じていましたが、仕事は続けたいという気持ちがあったし、辞めなければいけない必然的な理由を見つけられなかったんです。考える余裕もなく、とにかく急ぎ引き継がなければならず、上司と相談してマニュアルを作り、出産まで必死になって働きました。

  • 森  2008年に半年間取得しました。育児休職を妻と交代で取得したいと上司に事前に相談し、子どもが産まれた段階で正式に申請しました。
    当時、男性の育児休職はほとんど前例がなく、周りの人にどう思われるか不安を感じました。一方、妻も育児休職がキャリアダウンにつながるのではないかと不安を感じていて、早期復職を希望していました。妻のキャリアプランは結婚前から聞いていましたが、妊娠を機に改めて話し合ったことで、私自身納得して育児休職を取得する決意ができました。

  • 坂本 どうしても「周りに迷惑をかけてしまう」と考えがちなんですよね。

  • 小林 でも、実際には周りはそんなふうには思っていなかった気がします。

  • 森  休職中、会社から電話があったのは数回で、思っていたより少なかったです。

  • 坂本 派遣社員の活用などを考えれば何とかなるもんです。復帰してからのブランクも、短期間のことだしね。

上司も知らなくて困ったけれど、助けてくれたのも上司でした

  • 小林 上司が男性の場合、育児休職の経験は、ほとんどないでしょう。私が初めて相談した時も、「制度があるなら使ってみたら」と後押ししてくれたものの、お互い知らないことばかりでした。

  • 森  休職前は引継ぎなどで忙しかったため、代休や年休を使い、そのまま育児休職に入りたいと相談しましたが、当初「できない」と言われました。でも、休職中に「なんで代休を使わなかったのか」と聞かれて、男性が取得するからなのか、制度の運用がうまく回っていないと感じました。

  • 坂本 制度を正確に理解している人が少なかったと思います。また、プライベートに関わるということで、必要以上に構えてしまったのかもしれません。

  • 小林 最初は自分から動いたけれど、そのうちに上司も奮起してくれていろいろとサポートをしてもらいました。
    休職中も「復帰後、私の机はあるんだろうか」と根拠のない不安に襲われましたが、社内報を自宅に郵送してくれたのは嬉しかったですね。

  • 森  私の場合も、上司がテーマ毎に「メイン担当」「サブ担当」を設けて、情報の共有・サポート体制を強化してくれたことで、休職するまでの間とても助かりました。部署のメンバーが変わることは育児休職に限らないので、情報の共有化は非常に大事だと思います。

育児だけではなく、ますます多様な働き方へ

  • 小林 復帰後は育児短時間勤務制度を利用しました。大変でしたが、限られた時間の中で段取りを付けて仕事をすすめる習慣が身につきました。

  • 坂本 森さんは休職中や復帰後に何か感じたことはありますか。

  • 森  実は、育休前よりも育休中の方が大変でした。仕事は自分で計画を立て、ある程度コントロールできますが、育児は全く違います。一度にいろんなことが起こって、しかも子どもは待ってくれない。でも、おかげで瞬発力や同時並行でやっていく力はついた気がします。

  • 小林 マルチタスクですよね。終業時間まで、目一杯集中しようというモチベーションも出てくる。

  • 森  それに感情をコントロールできるようになりました。子どもは親をよく観察していて、夫婦喧嘩すると子どもは泣くし、親の機嫌が良いと子どもも笑う。イライラしないよう心がけ、今も継続しています。

  • 小林 私の場合は育児でしたが、家族の介護などは、皆さんも他人事ではないですよね。悩みや不安を抱えながらも乗り越えた経験は、自分が変われるきっかけになるのではないでしょうか。だから「迷ったら、やってみよう」という気持ちで、まずやってみることだと思います。

  • 坂本 育児や介護によって身につけた動き方は、仕事に応用することができるんですよね。会社としても「こうした働き方をサポートする仕組みが求められているんだ」という気付きがあります。

  • 小林 育児に限らず、いろいろな立場の方がいるし、いろいろな働き方が今以上に出てくると思います。ワークライフバランスというのは常に5:5のバランスというわけではなく、個人の価値観や時と場合によって変わるのではないでしょうか。そんなときこそ、仕事の成果という最も公平な評価が大切になってくると思います。

  • 坂本 仕事と家庭の「どちらか」と考えがちですが、「どちらも」大事なんですよね。制度を有効に使い、社員それぞれに合った多様な働き方を実現してほしいと思います。

参加者

複数のメンバーが、
それぞれの仕事を理解している
状態を作り出すことが重要。

森 和之
メディカル事業本部 メディカル開発部

制度さえあればというのではなくて、
それを使いこなせる
組織風土が大事。

小林祐子
研究本部 知的財産権部 マネジャー

社員が業務に集中できる、
そんな制度づくりが必要。

坂本 修
管理本部 総法務人事部 シニアマネジャー
(進行役)

(所属・役職は開催当時のもの)

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