テープの巻心を集めて緑の地球を守ろう

皆さまとともに、ゴミとして捨てられていた巻心を回収して緑の地球を守る

ニチバン製品の多くは粘着テープで、それらは形状を保つため、巻心に巻き付けられています。このため、テープを使い切ると必ず巻心が残り、残った巻心はゴミとして捨てられていました。この巻心をゴミにしないために、ニチバンが2010年度から始めたのが「巻心ECOプロジェクト」です。7回目のプロジェクト(2016年9月1日~2016年12月12日)では、おかげさまで全国の皆さまから26万個以上の巻心が寄せられ、プロジェクト開始から回収した巻心は累計240万個を超えました。この巻心をリサイクルした利益金をもとに、環境NGO「イカオ・アコ」を通じ、プロジェクト開始以来14万本以上のマングローブをフィリピンに植樹しています。

「ニチバン巻心ECOプロジェクト」とは

ニチバンの内部統制システムの図

第7回ニチバン巻心ECOプロジェクトの概要

  • 期間
    2016年9月1日〜2016年12月12日
  • 参加者
    個人:245名
    団体:722団体(学校、企業、病院など)
  • 回収した巻心
    ニチバン製およびニチバン製以外の市販のセロハンテープ、クラフトテープ、テーピング用テープ、医療用補助テープなど各種粘着テープの紙製巻心(1つのサイズが幅20cm、直径15cm以内のもの)
  • 回収方法
    お客様からの郵送(送料は参加者負担)
  • 回収した巻心数
    267,231個

多くのお客さま、団体の皆さまにご協力いただいて

2016年度は、個人参加の245名様、ならびに全国の722団体様のご協力を得て、267,231個の巻心を回収することができました。これにより、環境NGOイカオ・アコへの寄付を通じて、フィリピン・ネグロス島に27.328本のマングローブ植樹とともに、過去に植樹したマングローブの保護・維持活動を支援します。

自由な発想力とチームワークで取り組んだ

広島県福山市立野々浜小学校の取り組み

「かしこく うつくしく たくましく」の合い言葉のもと、あいさつを欠かさない“野々浜っ子”。 登下校の時間になると、通学路は元気な声であふれます。街頭で児童を見守る「CSA野々浜学区児童支援の会」が福山学校元気大賞を地域一丸部門で受賞するなど、学校と地域は良好なコミュニケーションを構築。「ニチバン巻心ECOプロジェクト」にも、児童を中心に地域が一丸となって取り組みました。

先生の予想を上回る熱い思い


野々浜小学校では「夢・目標をしっかり持ち、創意工夫をして挑戦し続ける子供を育む」ため、自ら考え学ぶことを重視しています。清掃活動やあいさつ運動なども、児童主体で取り組んでいます。第7回のニチバン巻心ECOプロジェクトについても先生は取り組みを紹介し、参加の可否は児童の意思に委ねました、今回中心になって取り組んだ5年生児童は「みんなで協力して集めるのが楽しそう!」と目標は大きく1万1個と掲げてアイデアを出し合い、早々に動き出しました。

アイデアとチームワークで勝負!「まきしん大作戦」


まずは「まきしん大作戦」と銘打ち、手作りの巻心回収ボックスを学校の各所に設置して取り組みをアピール。みんなに興味を持ってもらえるようオリジナルパズルのベースを各クラスに配布し、巻心2個につきパズルの1ピースを交換、パズル完成でモリゾー・キッコロのシールをプレゼント、という大人顔負けの参加したくなるアイデアで“大作戦”を楽しく推進しました。また、授業後の時間を使って郵便局や学区内の工場へ回収に出向き、公民館では学区に配布される広報誌に紹介記事を掲載してもらうなど、熱意は保護者、地域全体に伝わり、最終的に7,475個の巻心を集めました。

最後は巻心をつぶす役、まとめる役、数える役と分担作業で効率よく梱包を実施。発想力とチームワークを最後まで存分に発揮し活動しました。
「世界の環境のため、力を合わせられて楽しかった」
「大変だった分の達成感が味わえた」
「チームワークが深まった。またやりたい!」
と、児童は次の“大作戦”を見据えています。

野々浜小学校の皆さん

小学校での出前授業

第7回の巻心ECOプロジェクトに参加いただいた小学校9校で、社員が講師を務める出前授業を実施しました。セロテープ®を題材に、リサイクル活動の重要性や環境問題について授業を行い、児童たちと一緒に緑の地球のために何ができるのかを考えました。

出前授業風景

アイデアと行動力に感動!熱い想いに力づけられました!!


《 講師を務めた社員の感想 》
子どもたちが「自主的」に、目標を立て、効果的な回収方法を考え、行動するという、普段私たちが仕事で実践しているようなマネジメント方法でニチバン巻心ECOプロジェクトに取り組んでいた姿に驚き、感動しました!
それと同時に当社の環境問題への姿勢に理解を示し、地域一丸となって取り組んでくれた熱い想いは、企業としてはもちろん、個人的にも今後の自信につながります。この「出前授業」がきっかけになり、将来一緒に働くことになる児童がいるかも…そんな縁を考えると頬がほころびますね。

オフィスホーム営業統括部 広島支店 文具課 荒井 康之

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マングローブを取り巻く環境について

世界の森林およびマングローブ破壊の現状

国連食糧農業機関(FAO)の調査では、1990年から2005年の間に、世界の森林面積の3.1%が消失したという結果が出ています。森林が減少すると遺伝子資源や木材資源がなくなるばかりでなく、CO2の吸収量も減ってしまいます。また、そこにすむ野生生物などの生態系への影響も心配されています。
20世紀半ば、フィリピン・ネグロス島には約13,000ha(西ネグロス州政府調べ)のマングローブ(海水と淡水が入り交じる沿岸に生育する植物群の総称)林が緑豊かに生い茂っていました。しかし、1960年代以降、薪・炭などの燃材や用材のための伐採、農地開墾、エビの養殖地への転用が大規模に進められ、マングローブの林が急速に破壊され、95%以上のマングローブを失ってしまいました。
マングローブの林は、ほかの植物よりCO2の吸収量が多く、人間に必要な酸素をたくさん作るといわれています。また、さまざまな動植物のすみかをつくるだけでなく、台風などの高潮被害から村を守ってくれる天然の防波堤にもなります。その豊かな生態系を壊してしまうことは、私たちにとっても地球にとっても、大変危険なのです。

現地の人々と協力してマングローブの再生を

2013年5月1日から5月5日まで、フィリピン西ネグロス州シライ(Silay)市に滞在し、マングローブの植樹に参加してきました。来年3月までに3haの土地に3万本を植樹することになっていますが、今回はそのうち計2,800本を、マナプラ郡(1,500本)とビクトリアス市(1,300本)に植えました。それぞれ100名以上の現地ボランティアの方々にご協力いただきました。今回植樹したマングローブが順調に育つには、現地の方々にずっと見守っていただく必要があります。こうした活動は、現地に根付くことが大切だと、改めて感じました。

テープ事業本部マネジャー 高橋 一誠
(所属・役職は当時のもの)

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地球の未来へ思いをこめて。ニチバンの環境配慮製品

天然素材へのこだわりが詰まった
「セロテープ®

セロハンは、再生可能な直物資源である樹木を原料とした、天然素材のフィルムです。粘着剤の主原料には天然ゴムや天然樹脂を、巻心には再生紙を使用しています。焼却する際の燃焼カロリーが低く、有害ガスも発生しません。

テープを貼ったまま紙を再生できる
「ecoのり」

離解性粘着剤「ecoのり」は、貼ったまま紙を再生できる、環境にやさしい、手間なし粘着剤です。水やアルカリ水溶液に溶けやすく、のりが細かく分散するので、再生工程でも邪魔にならず、きれいな再生紙になります。

ゴミの発生を抑える野菜結束テープ
「たばねら

ポリプロピレン基材と特殊粘着剤からなる結束テープです。テープ同士は強力に貼り付きますが、野菜には付着しません。また、包装廃棄物の量は袋包装よりも少なく、焼却処理しても有害・有毒ガスの心配はありません。

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社会・環境活動

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