ヒット商品誕生秘話

ロイヒつぼ膏

インパクトに負けない製剤設計と、地道な販促でファンを獲得!

日本において、軽く圧力を加えるだけで接着する“感圧性貼り薬”が登場したのは1929年のことでした。当社では1932年に鎮痛消炎貼付剤「ロイヒプラスター」(ロイヒ膏)を発売し人気商品となりましたが、1978年に生産を終了しています。

そして1980年代、鎮痛消炎貼付剤の市場は薬局向け・病院向けともにほぼ一社の独占状態でした。当時発売していた貼付剤「イチバン」のシェアはわずかで、新たな貼付剤の開発が進められていました。冷感タイプが中心だった市場に打って出るため、温感タイプに特化することが決定した新製品は「効き目感」と「速効性」、「ヒリヒリ感なし=かぶれない」を調整しながら、製剤設計を行いました。使いやすさを追求し、製剤の形状は片手でも簡単に貼ることができる丸型となりました。製品名は「ロイヒ膏」の名前を受け継ぎ、「ロイヒつぼ膏」に決定。「ロイヒ」は歌橋製薬所時代の製品の主成分「ロートエキス」と「イヒチオール」の頭文字からきています。パッケージはインパクトを重視し、イメージキャラクター「ロイヒ博士」を採用してレトロ調に仕上げました。

社内では「総合的にバランスの取れた優れた製品」として評価は上々。「一度使ってもらえば必ず良さが伝わる」と判断し、広告を打たず、サンプル配布に注力しました。1989年の試販、1990年の全国発売の際も、足と手間をかけてサンプルをできるだけ多く配布。地道な販促活動により、着実にファンを増やしました。
「ロイヒ」シリーズは貼付剤ブランドとして、現在も成長を続けています。2008年には「ロイヒつぼ膏大判タイプ」、2009年「ロイヒフェルビ温」、2012年「ロイヒ温シップフェルビナク」、2014年には冷感タイプの「ロイヒつぼ膏クール」を発売しました。見た目のインパクトに負けない使用感で日本人の肩こり・腰痛を癒やし続けるとともに、近年では訪日外国人観光客の日本土産としても人気を博しています。

ロイヒシリーズの歴史

  • 1932年

    鎮痛消炎貼付剤としてロイヒプラスター(ロイヒ膏)発売

  • 1991年

    伝統的な名称とレトロ調のパッケージでロイヒつぼ膏発売

  • 2017年

    ロイヒつぼ膏クールやロイヒフェルビ温など現在、様々な種類があります

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