ヒット商品誕生秘話

ケアリーヴ

ユーザーの声から誕生した、小さな“木の葉”

1948年に日本で初めての救急絆創膏「ニチバンQQ絆創膏」を発売して以来、当社は長い間救急絆創膏に向き合ってきました。スウェーデンからの導入品「サビオ」で一世を風靡した後、1975年に発売した「オーキューバン」は当初好調だったものの、時代が進むにつれて価格競争に巻き込まれていきます。当時、基材として一般的に使用されていた塩化ビニル素材は、通気性が低く、低温下や水仕事では硬くなり使い心地が悪いという難点がありました。

営業部門から素肌に近い感触の救急絆創膏を求める要望も多かったことから、改めてメインユーザーである女性のニーズに立ち返り、1994年「高品質」をキーワードとした新製品の開発に着手します。そして、開発チームが出会ったのが「高密度ウレタン不織布」でした。救急絆創膏に初めて採用されたこの素材は、伸縮性と透湿性に優れ、のちの非塩化ビニル製絆創膏の先駆けとなります。カラーは200色ものベージュから好感度の高い色を調査し、日本人の平均的な肌色よりもやや明るい色を選定。製品名は開発中の製品形状が木の葉に似ていたことから、「リーフ」に「手当て」を意味する「ケア」を組み合わせた「ケアリーヴ」に決定しました。パッケージも「キズをやさしく守る木の葉」をイメージしたグリーンを基調とするデザインとなりました。

長年の絆創膏開発で培われた技術により、素肌のような貼り心地と動きへのフィット感を実現した「ケアリーヴ」は、発売前の実用試験でも極めて高い評価を獲得します。
1997年の発売時には、価格維持を徹底しながら一貫性ある育成戦略を推進しました。製品の育成とともにラインアップを拡充し、2012年にはモイストヒーリング(湿潤療法)を取り入れた「ケアリーヴ治す力」を発売しました。
ユーザーの声に真摯に向き合い誕生した小さな木の葉は、様々なラインアップの枝を伸ばしながら私達の暮らしに根をおろし、発売から20年以上が経ちました。日本を代表する救急絆創膏ブランドとなった今も成長し続けています。

ニチバンの救急絆創膏の歴史

  • 1948年

    「キズの手当てをもっと便利に」の発想から、ニチバンQQ絆創膏発売

  • 1975年

    オーキューバン発売。主力ブランドとして定着しました

  • 1997年

    高密度ウレタン不織布を使用したケアリーヴ発売

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