
テーピングテープ
- 国産テーピングの先駆者として、あくなき挑戦は続く
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テーピングの歴史は今から約150年前、アメリカの南北戦争で負傷した兵士の患部を梱包用テープで固定したことが始まりといわれています(諸説あり)。その後、アメリカンフットボールをはじめとするスポーツに応用され、ケガの予防、再発防止、応急処置のため欠かせない技術となっています。日本では1970年代から少しずつ広まり、当初は外国から輸入したテープを使用していました。
1981年に発売した「ニチバンスポーツテープ」は、初めての国産テーピングテープでした。これを機に、当社はスポーツルートへの参入を果たします。しかし、セロテープ®や絆創膏といったイメージが先行していたため、市場の反応は今ひとつでした。また、品質の面でも自背面の粘着性や通気性などに課題を抱えていました。
そこで、1984年に新ブランド「バトルウィン™」として、ロゴやパッケージデザイン等を全面的に一新しました。「戦いに勝つ」というネーミングが表すように、スポーツをする人が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、試合中はもちろん、その前後も含めたトータルサポートの実現をコンセプトにしています。販売面では薬局ルートへの取り組みを強化するとともに、様々な啓蒙活動を進めてきました。インターハイや国体、プレ国体に出場するトップチームへの販促活動、陸上大会でのテーピングサービス提供、全国各地でテーピング講習会を開催しました。時には選手やマネージャーに巻き方を指導するため、アメリカンフットボールやラグビー、バスケットボール等のチームの合宿地に詰めることもありました。
ラインアップとしてテーピングテープをはじめスプレー類、テキストなどを取り揃え、近年では伸縮性に富んだキネシオロジーテープ「セラポア™テープ」を使用した、日常生活や軽スポーツで取り入れやすい巻き方を提案しています。
発売から30年以上経過した今でも、地道な普及活動と品質改良を続けている「バトルウィン™」シリーズ。トップアスリートから一般のユーザーまで、スポーツ業界から大きな信頼を獲得し、選手のハイパフォーマンスを支えています。