原点は、家族を喜ばせる工作

工作アーティストとして活躍する吉田さん。『自分のアイデアでまわりの人を喜ばせたい』という思いから、まずはご自身のお子さんのために工作を始めたそう。
子どもたちの成長をまとめた、飛び出す絵本のようなメモリアルブックは、吉田さんにとって思い出深い作品の一つ。
子どもたちの作品で溢れるリビング兼アトリエ

作って楽しむだけでなく、飾って楽しめるのも工作の良いところです。ご自宅兼アトリエのリビングルームの棚には、子どもたちの作品、素材、道具、書籍がぎっしり。

「子どもたちが学校で作ってきた作品もこの空間に飾っています。作品が倒れないように『ナイスタックしっかり貼れてはがしやすいタイプ』で固定しています。学校での工作が頻繁だった頃は、定期的に入れ替えをしていましたので、はがしやすく便利な両面テープにはかなり助けられましたね」
お子さんたちの反応はどうでしょう。

「ここで子どもたちと一緒に工作をしたり、人を招いてワークショップをしたりしています。人が集まる空間に飾ってあると子どもたちも嬉しそうですね」


ちょっとした発想で、日常に面白みを

身近にある素材や道具を使い、シンプルな工程で作ることができる吉田さんの工作。最近では『ナイスタックしっかり貼れてはがしやすいタイプ』を使って「怪盗の予告状風メッセージメモ」を作ったそう。

「家族にメモで伝達をするシーンってどのご家庭でもあると思うのですが、ある時、わが家のメッセージは同じパターンが多いことに気がついたんです。そこで定型のメッセージメモを作ることに。予告状らしくテーブルに刺さっているように見えるのがポイントで、伝える方も受け取る方もワクワクする仕掛けです。予告状とテーブルの接着面に使った『ナイスタックしっかり貼れてはがしやすいタイプ』がいい仕事をしてくれていますね。はがしやすくて、気に入っています」
クスッと笑ってしまう作風が魅力の吉田さんの作品。アイディアの源はどこにあるのでしょう。

「『問題解決』がきっかけで工作をすることが多いかもしれません。ちょっとした発想で、いかに日常を便利にできるか、かつ面白みを生み出せるかという視点を持つようにしています」
アイデアを刺激する、ナイスタックTMの多彩な用途

さまざまな用途に対応する「ナイスタック」のラインナップからも、いろんなアイデアが生まれそうだと話してくれました。

両面テープって紙に使うことが多いイメージですが、『ナイスタック』シリーズはさまざまな用途のものがあって、眺めているだけでアイデアが刺激されます。たとえば、木材工作用は子どものワークショップに向いていそうですよね。木材を使う時は、釘や接着剤を使うことが多いのですが、釘は小さい子どもには危ないシーンもあるし、接着剤は時間がかかるという難点があります。両面テープならそのあたりが解消されますね。表現の方法やワークショップへの参加年齢の幅もぐっと広げられそうです」
子どもとの工作、喧嘩したっていい!

最後に、子どもたちとの工作時間にどのような気持ちで向き合っているか、一緒に楽しむための心得を教えていただきました。

「同じ目線で、友人のように一緒に楽しんでいます。時々『こうした方がいいんじゃない?』なんて途中で口を挟んで、喧嘩になってしまうこともあるのですが、それもコミュニケーションの一つ。喧嘩したっていいと思っています。大切なのはそこで止めてしまわずに、『子ども本人がこうしたい!』と思うところまで、作り上げること。完結させる力を養うということもありますが、なにより私自身が完成したものを見てみたいって思うんです」
吉田さんのSNSには、日常に「面白み」を生む吉田さんの工作のアイデアが満載!まずは吉田さんのアイデアを参考にしながら、家族との時間に工作を取り入れてみてはいかがでしょうか。新しい発見やこれまでにない会話が生まれるきっかけになるかもしれません。
「『ナイスタック一般タイプ』を使って、ページを開いた時に中央の仕掛けが立ち上がる仕組みです。長男、長女それぞれに作っていて、それぞれのお気に入りのエピソードを盛り込んであります」
「息子に作った『バイキング帽子』も印象に残っていますね。当時一歳だった息子は、よく物を投げたり壊したりしていたので、バイキングをイメージしてシンプルな帽子に角を付けて被せてみたんです。そしたら物を破壊する姿が勇ましくて、面白く思えたんです。叱る気持ちはどこかへ行ってしまいました(笑)」