森のしずく保全活動
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森のしずく保全活動 (広島県廿日市市)
日本は国土の約7割が森林という有数の森林国で、木材の活用をはじめ、二酸化炭素の吸収、水資源の浄化・貯蓄など、 生活と密接に関わっています。そんな森本来の力を保つには、若木の植林や間伐など継続的な手入れが必要不可欠です。定期的に人の手が加えられることで、活力ある森林に育ちます。当プロジェクトでは、2018年から国内での植林活動を開始しています。一人ひとりの活動が、森を育む「しずく」になる。活動には、そのような想いが込められています。

植林活動レポート
2025年5月、広島県廿日市市の山間部において植林活動を実施しました。今回は、社会貢献活動へ積極的に参画する企業文化の醸成を目的として全国の事業所から参加者を募り、計20名のニチバン社員が活動を共にしました。
当日は、通常のスギの苗に比べ成長速度が1.5倍以上で、花粉量が半分以下という特性を持つ「スギエリートツリー」の苗200本を植林。
活動を終えた参加者からは、「自らの手で植えることで、環境への意識がより強まった」「会社として社会に貢献できることを考える大切なきっかけになった」といった声が寄せられ、環境への想いを深める充実した一日となりました。
森のはたらきについて
地球温暖化の防止

太陽の光を浴びた元気な植物が、空気中の二酸化炭素を取りこんで、酸素を出す「光合成」をしていることは知っていますか。もし、私たちの周りから植物がなくなってしまったら、一体どうなってしまうでしょうか。
工場や自動車から排出される二酸化炭素は、地球の気温が上がる「温暖化」の原因の一つとされています。温暖化が進むと、もともとそこに住んでいた生き物たちの暮らしだけでなく、私たち人間の生活にも大きな影響が出る可能性があるのです。
水を蓄えて、洪水も防ぐ

森の土の中は、たくさんの植物の根や生物、落ち葉などで隙間があり、スポンジのようになっています。
植物が生えていない場所と比べると、森が雨水を蓄える力は約3倍もあると言われています。大雨が降っても、雨水は時間をかけてゆっくりと土の中へ染み込んでいくため、河川の急激な増水や洪水が起こりにくくなります。また、しばらく雨が降らない日が続いても、蓄えられた水が少しずつ流れ出るため、川の水がすぐになくなってしまうこともありません。さらに、雨水が土の隙間を通ることで汚れが取り除かれ、水が浄化される効果も期待できるのです。
土砂災害を防ぐ

森は、土の中いっぱいにはりめぐらせた根っこによって、土砂をつなぎ止める力を持っています。また、一面を覆う落ち葉や草が、雨粒に地面を削られないように守ってくれています。
このように森が元気な所は、土砂災害が起きにくいのです。
森を明るく元気にする
「間伐」と「植林」

木を切ったあとは植林をします。しかし、それだけでは元気な森にはならないのです。森が育つにつれて、何回か木を少しずつ切って数を減らすことで(これを「間伐」といいます)、より健康ですくすく育つ森になります。
もちろん、「間伐」した木は木材や燃料に使います。人が手入れをすることで、森はいろいろな働きをしながら、木材を作り続けることができるのです。