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テープのことならニチバン。お客様に愛されて100年。世界中の皆さまに寄り添ってまいりました。
これからも私たちは絆を大切にニチバングループにかかわるすべての人々の幸せを実現し、粘着の分野を原点として新たな価値を創造する技術で快適な生活に貢献し続けます。
※1 2024年3月31日(出向者除く)、
※2 2024年3月期
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ニチバンのイチバン!様々な分野や身近な生活シーンで人に寄り添うニチバン製品。セロテープ®誕生の裏話やサステナビリティの考えに基づく社会貢献CSR活動など、キーワードで早わかり。
- GHQとセロテープ®
- 第二次世界大戦後、日本に駐留していたGHQは、検閲のために開封した手紙の再封かんにアメリカ製のセロハンテープを使用していました。
その輸送に遅れが生じて、困ったGHQはニチバン(当時は日絆工業)に製造を要請しました。ニチバンが急遽試作したセロハンテープを見て、GHQはその技術力を称賛したといいます。GHQへの納入を続けるうちに生産が安定して、1948年には「セロテープ®」の販売を開始しました。
当時の日本では、粘着テープを使う習慣が無かったので、「使い方」の説明書を同封したり、当時としてはとても派手な宣伝カーで全国を回るなどしたりして、事務用品・生活用品としての「セロテープ®」の普及活動を行いました。ニチバンは“粘着テープを貼る”という習慣を日本に根付かせた会社でもあるのです。
- 4層構造!?
- セロテープ®の厚さは0.05mm(1mmの20分の1)ほどですが、実は4つの層からできています。木材パルプを化学反応させて作る、「セロハンフィルム」。天然ゴムを溶かし、天然樹脂を加えて作る「粘着剤」。粘着剤をはじくため、テープが引き出しやすくなる「はくり剤」。セロハンフィルムと粘着剤をしっかり貼り合わせる「下塗り剤」。
セロハンフィルムの表面にはくり剤、裏面に下塗り剤、粘着剤を塗工して、4層構造のセロテープ®ができあがります。またセロテープ®の主な原料は天然素材です。バイオマスマーク認定を取得した、サステナブルな製品でもあります。
- 刺激ゼロ!?
- ガーゼやチューブ類などを固定するためのサージカルテープ。医療現場には欠かせないものですが、長い時間皮膚に貼った場合には、かぶれやかゆみなどを引き起こしてしまうことがあります。そこでニチバンは“低刺激への挑戦”をテーマとして、「高い固定性能」と「皮膚への刺激低減」を両立させた極低刺激性絆創膏「スキナゲートTM」シリーズを発売しました。製品のポイントは、高い透湿性と低刺激性の粘着剤です。
さらに、極低刺激性の特長はそのままに、ハサミを使わなくてもまっすぐ切れる「スキナゲートTMスパット」をラインアップ。医療現場の方の作業性向上にも目を向けています。
- 野菜売り場で
- スーパーの野菜売り場で、ネギやほうれん草を巻いている紫色のテープ。皆さんも一度は見たことがあるはずです。
「たばねらTMテープ」は、野菜・果物・加工食品のまとめ結束、生産地表示、葉落ち・バラケ防止などに使用する結束テープです。昔は野菜を藁紐(わらひも)等で束ねていましたが、より手軽に安全に結束できる粘着テープをニチバンが開発して、産地から食卓までの食品流通にも役立っています。現在も食品用の結束テープ市場ではトップシェアであり(当社調べ)、生産地表示や生産者名表示などにも対応しています。野菜全体をポリ袋詰めする包装方法よりも、環境にやさしい包装です。また、「たばねらTMテープ」の特長として、「テープの粘着面同士はしっかりつく」けれど「野菜にはつかない」、粘着剤も人体に害の無い素材でできています。
- 木の葉のように
- 1997年に発売の救急絆創膏「ケアリーヴTM」は「木の葉のようにやさしく包む」という想いを込めて生まれました。テープ部分に使われている「高密度ウレタン不織布」は、柔軟性に優れており、指まわりや関節の動きにも、しなやかにフィットします。
発売から25年、やさしい貼り心地と確かな品質、そして豊富なラインアップにより、順調に売上を伸ばしています。今では韓国、台湾、タイ、フランスなどでも販売され、世界各国のお客様にやさしさを届けています。
- 30万本の植樹
- ニチバン巻心ECOプロジェクトは、皆さんの協力で使い終わった粘着テープの巻心を回収し、資源として再利用するエコ活動です。集まった巻心は古紙回収業者に買い取ってもらい、ダンボールに再生します。
ダンボールの売却益と、巻心の本数に応じたニチバンからの支援金は、フィリピンでマングローブの植樹・メンテナンスを行う環境NGO「イカオ・アコ」への寄付と、島根県邑智郡の江の川流域で植林や間伐などを行う「森のしずく」保全活動という、緑を守る2つの取り組みに役立てています。
- 建築現場にも!?
- ニチバンの製品は、建築現場でも数多くの工程に使用されています。塗装工事や、シーリング工事(※外壁ボードやアルミサッシなどの隙間、繋ぎ目をシーリング材で埋める工事)に使用するマスキングテープを中心に、独自の粘着技術を用いた製品をラインアップ。耐熱性、耐候性、耐溶剤性などに優れ、様々な条件下で性能を発揮する各種粘着テープ製品で、建設関連のお客様のニーズにお応えしています。
また、自動車メーカー工場の塗装ラインや、自動車補修工場の塗装作業場においても、ニチバンのマスキングテープは使用されています。
- 育休と復職
- ニチバンでは社員のワーク・ライフ・バランス推進の一環として、様々な休暇・休職制度を整備しています。子育てのための制度としては、「育児休職」、「育児短時間勤務」、「子の看護休暇」などがあります。2018年度までの過去5年間、女性の育児休職取得率と復帰率は100%でした。
ほかにも、配偶者帯同・育児・介護・本人の疾病障害などの事情が生じた場合に勤務地が選べる「地域選択正社員制度」や、家族の介護のための「介護休暇」、「介護休職」、「介護短時間勤務」などの制度があります。
- ロイヒはヒーロー!?
- 「ロイヒ」は、「忘れられない心地よい刺激感」と「一人でも貼れるラクチン感」にこだわった貼り薬のブランド。1932年、「ロイヒ膏TM」として誕生し、人気となりました。1991年 には「ロイヒつぼ膏TM」として、レトロ調のパッケージで全国発売しました。現在では各種シリーズも増え、肩こりや腰痛に悩む現代人の“ヒイロー”として親しまれています。
また、アジア圏を中心に人気を得て、“ヒイロー”活躍の場は広がっています。