有限会社タカオは、福岡県北九州市小倉を拠点とし、主に防水工事、塗装工事、外壁改修工事を行う企業です。優れた施工技術を活かし、大規模修繕工事における炭素繊維シート格子接着工法を施工することになった有限会社タカオに、「せこたん™積層養生テープ」の活用事例をお伺いしました。
格子接着工法における養生材の課題
炭素繊維シート格子接着工法はコンクリート素地を目視確認できるように窓部を作ることが目的となっております。不陸修正材や、繊維シートを床版に一体化させる含浸接着剤は、窓部の養生テープ背面にかかるように塗布しますが、完全に硬化してしまうと養生テープを剥がすことができなくなるため、材料が硬化する前に剥がします。そのため次の材料を重ねて塗布する前に、同じ形状で再度養生テープを貼付する必要があり、施工現場の負担となっておりました。炭素繊維シートを格子状に接着するため、窓部の大きさは基本的には同じ大きさになるのですが、実際の施工現場においてはハンチの部分などイレギュラーな形状の窓部も存在し、現場で窓部の大きさに合わせて養生テープをカット・貼付する必要がありました。
柔軟なサイズ対応が可能になった「せこたん™積層養生テープ」
「せこたん™積層養生テープ」は4層分の養生テープがあらかじめ積層されているだけでなく、剥離紙つきで10mのロール状に巻かれています。窓部のサイズに合わせて自由にカットすることができるため、イレギュラーな大きさの窓部にも対応することが可能になりました。また、メーカー在庫のある製品のため、数量が足りなくなったときにすぐ補充ができるのも施工現場としては非常に助かりました。
養生箇所の大きさに合わせて、積層された養生テープをカットするため、柔軟な対応が可能に
事例 福岡県内 橋梁補修工事
今回の工事は、施工面積1,929m2となり、工期を当初予定より約1ヶ月短縮することができました。炭素繊維シート格子接着工法は初めて採用する工法であり、特に窓部の養生作業に時間と手間がかかることを懸念しておりました。事前に様々な方へ相談を行ったところ、「せこたん™積層養生テープ」の紹介を受けました。通常の養生テープと比較すると高価な材料のため戸惑いはありましたが、作業効率の向上を期待し思い切って採用しました。実際の施工では、養生前に各窓部に寸法を合わせ一つずつ準備する必要があり、「本当に作業性が向上するのか」と半信半疑で施工を進めておりました。施工開始初期は価格に見合う効果が実感できず不安を抱えていましたが、施工の途中で一部箇所への養生テープ貼り忘れが発覚し、その箇所を通常の養生テープで養生したことで作業性の違いを実感しました。通常の養生テープでは剥離作業がスムーズにいかず、再度養生テープを貼り直す作業も必要となり時間と手間がかかりました。一方、「せこたん™積層養生テープ」は剥離性が非常に良く、養生作業にかかるストレスが大幅に軽減しました。
日頃何気なく行っていた養生作業が、実は作業効率に大きく影響していることを再認識し、今後同様の工事を担当する際は再度「せこたん™積層養生テープ」を使用したいと思います。
総括
「せこたん™積層養生テープ」をロール形状にしたことで、炭素繊維シート格子接着工法における様々な大きさの窓部に対応が可能となりました。
- 作成協力
- 有限会社タカオ
- 所在地:〒803-0836 福岡県北九州市小倉北区中井5丁目2-6
- 作成
- ニチバン株式会社 工業品営業統括部
※掲載している情報は2025年11月現在のものです。
お使いいただいたのは・・
せこたん™積層養生テープ
連続繊維シート接着工法(格子貼り)における養生材の「貼付・カット」が1回で済む4層構造のテープです。
- NETIS登録番号
- KK-230073-A
- 技術名称
- 連続繊維シート格子接着工法に用いる積層養生テープ
仕様
品目:CM-9041
| 品名 | せこたん™ 積層養生テープ |
|---|---|
| 基材 | ポリエチレンクロス(1層目、2層目、3層目) スフ+再生PET(4層目) |
| 粘着剤 | アクリル系(1層目、2層目、3層目) ゴム系(4層目) |
| 剥離紙(種類) | ポリラミ紙 |
- ※
TMは商標です。