ゴミとして捨てられていた巻心を回収して緑の地球を守るプロジェクト
「第12回 ニチバン巻心ECOプロジェクト」結果報告
551,373個(約7.1トン)の巻心を回収・リサイクル。累計回収個数は477万個以上に

ニチバン株式会社(本社:東京都文京区、社長:高津敏明)は、各種使用済み粘着テープの<巻心>を回収し、資源として再利用する環境活動「第12回ニチバン巻心ECO プロジェクト」を2021年9月1日から12月28日まで実施しました。全国から677団体(学校・企業・病院など)と360人の個人の方々に参加いただいた結果、551,373個(重量換算7,100㎏)の巻心を回収することができ、第1回からの累計回収個数は約477万個以上(4,773,481個/累計重量60,589kg)に達しました。
回収した巻心はダンボールにリサイクルして再利用するとともに、リサイクルによる利益金および当社からの支援金を、環境保全に役立てます。

ニチバンでは、再生可能な植物資源である樹木を主な原料としたセロテープ®や、テープを貼ったまま紙を再生できる「ecoのり」など、環境に配慮した製品を多く展開しています。その中で、製品の多くを占める粘着テープで使われている巻心をゴミにしないために、2010年から始めたのが「巻心ECOプロジェクト」です。今回で12回目の実施となります。

環境教育の面から本プロジェクトを授業などに取り入れる学校もあり、「巻心ECOプロジェクト特設ウェブサイト」では、小学校での取り組みを紹介しています。巻心を集めるための児童の自由なアイデアや、積極的に活動する様子をご覧いただけます。

また、今回参加いただいた小学校のうち14校で「出前授業」を実施しました。セロテープ®を題材に、リサイクル活動の重要性や環境問題などをレクチャーし、緑の地球のために何ができるのか、児童たちと一緒に考える取り組みを行っています。

なお、ニチバンは障がい者アートの応援活動「パラリンアート®」※もサポートし、「第12回ニチバン巻心ECOプロジェクト」の実施に当たり、障がい者アーティストの作品を、本プロジェクトのポスター・感謝状・花の種のデザインに採用しています。

  • 一般社団法人「障がい者自立推進機構」(所在地:東京都港区、代表理事:中井亮)が推進する “障がい者が生み出すアートを活かして、障がい者の社会参加と経済的自立を推進する”活動。

「第12回 ニチバン巻心ECOプロジェクト」 結果概要

期間
2021年9月1日~12月28日
回収対象
完全に使い切った各種粘着テープの紙製の巻心(メーカー問わず)
回収総数
551,373個
団体参加数
677団体(学校、企業、医療施設、スポーツ団体など)
個人参加数
360人
環境保全活動

リサイクルによる利益金及び当社からの支援金を下記の環境保全活動に役立てます。

① フィリピンでのマングローブの植樹・メンテナンス活動
環境NGO『イカオ・アコ』(代表:後藤 順久、所在地:愛知県名古屋市、ホームページ: http://ikawako.com)が1997年から実施している活動です。これまでネグロス島・ボホール島各地に約130万本の植樹を行っています。ニチバンは「巻心ECOプロジェクト」開始時からこの活動を支援しており、これまでに30万本以上の植樹に協力しています。
② 江の川「森のしずく」保全活動
島根県邑智郡、江の川(ごうのかわ)流域で2018年5月から開始した森の保全活動です。植林や間伐など適切な手入れを行うことで、空気や水をきれいにし、土砂災害を防ぐなど、森の本来の力を高める取り組みです。
特設ウェブサイト

今回の結果と過去11回の実績、プロジェクト概要、参加団体の活動レポートなどがご覧になれます。

「第13回ニチバン巻心 ECO プロジェクト」実施について(予定)
詳細は、本年4月頃に上記特設ウェブサイトにて発表いたします。
  • ®は商標です。

お問い合わせ先

巻心ECOプロジェクトについてのお問い合わせ窓口

ニチバン株式会社 経営企画室 広報宣伝部
Tel:03-6386-7190
受付時間 9:00~12:00、13:00~17:00(土・日・祝日除く)

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