【冬の乾燥と「あかぎれ・ひび割れ」意識調査】
痛くて手を洗いたくない「洗い控え」が64%も発生?
あかぎれと絆創膏の疑問にも回答!
~あかぎれ・ひび割れの原因や治し方を医師が解説~

ニチバン株式会社(本社:東京都文京区、社長:高津敏明)は、あかぎれ・ひび割れに悩む人を対象に冬の乾燥対策についての意識調査を実施しました。また、あかぎれの痛みを和らげ、早く治す高機能絆創膏「ケアリーヴ治す力 」シリーズをご紹介します。

■調査概要

調査期間 : 2023年 11月29日~11月30日
調査方法 :インターネット
調査会社 :ネオマーケティング
調査対象者:20歳~69歳の男女300名

《調査結果の概要》
■コロナ5類移行後でも手洗いの回数・時間は変わらず、手洗いが習慣化
■あかぎれ・ひび割れが気になる季節は冬が1位、特に12月・1月・2月に集中
■水に触れると痛いあかぎれ・ひび割れ。痛みや悪化を恐れて手を洗いたくない人は64%
■あかぎれ・ひび割れの対処法トップ3は「ハンドクリームを塗る」「絆創膏を貼る」「水仕事ではゴム手袋をする」

■コロナ5類移行後でも手洗いの回数・時間は変わらず、手洗いが習慣化

コロナ禍において、感染予防のために手指のアルコール消毒や手洗いをする頻度が増えました。今年5月に新型コロナウイルス感染症が第5類に移行してから約半年が経過し、アルコール消毒や手洗いの頻度の変化について聞いたところ、「手洗いをする回数」、「手洗い1回あたりの時間」、「ハンドソープなどの洗浄剤を使う回数」は、コロナ5類移行後も「変わらない」と回答した人がいずれも6割を超えました。また、「手洗いをする回数」や「ハンドソープなどの洗浄剤を使う回数」がコロナ禍当時よりも「増えた」人はそれぞれ2割を超え、「減った」人を上回っています。感染症対策として手洗いが習慣化し、引き続き徹底している人が多いことがわかります。

■あかぎれ・ひび割れが気になる季節は冬、特に12月・1月・2月に集中

あかぎれ・ひび割れは、手洗いやアルコール消毒などにより皮膚の水分や皮脂が奪われ、皮膚が乾燥することにより起こります。
あかぎれ・ひび割れが特に気になる月を尋ねると、12月・1月・2月に回答が集中する結果となりました。これから寒さと乾燥によってあかぎれ・ひび割れが辛くなる時期であることが改めて伺えました。
また、時期や季節を問わずにあかぎれ・ひび割れが気になる人も全体の18%と、日常的に悩まされる人がいました。

■水に触れると痛いあかぎれ・ひび割れ。痛みや悪化を恐れて手を洗いたくない人は64%

あかぎれ・ひび割れのときでも、感染対策のために手を洗うことは欠かせません。
あかぎれ・ひび割れ時の手洗いに対する意識を尋ねたころ、「痛くて洗いたくない」「痛みがないが悪化が怖くて洗いたくない」の合計が64%という結果になりました。およそ3人に2人が、水に触れることによって感じる痛みや、あかぎれ・ひび割れの悪化を気にして洗いたくないという「洗い控え」が発生していることがわかります。特に女性の30代で76.7%、40代で80%が洗いたくないと回答しました。

■あかぎれ・ひび割れの対処法は?絆創膏にまつわる疑問にもお答えします!

冬の乾燥対策として準備しているグッズを尋ねたところ、トップ3は「ハンドクリーム」「リップクリーム」「マスク」でした。
あかぎれ・ひび割れができたときの対処法としては、「ハンドクリームを塗る」「絆創膏を貼る」「水仕事ではゴム手袋をする」がトップ3となりました。

あかぎれ・ひび割れのケアとして絆創膏の使い方に対する疑問を尋ねたところ、多くの質問をいただきました。いくつか抜粋してニチバンからの回答とともにご紹介します。

  1. Q1 
    絆創膏であかぎれのケアしようと思ったとき、ハンドクリームを塗った後では、絆創膏がはがれやすくなるどうすればよい?(60代男性)
  1. A. 
    ハンドクリーム等と併用する場合には、まず絆創膏を貼り、その後に手全体にハンドクリームを塗ると、絆創膏がはがれにくくなります。
  1. Q2 
    手を洗うと絆創膏がはがれてしまうがどうすればいい?(30代男性)
  1. A. 
    救急絆創膏「ケアリーヴ 」シリーズをおすすめします。当社で長年の実績があるアクリル系粘着剤を使用しています。肌になじむ高密度ウレタン不織布との組み合わせで、水に濡れてもはがれにくい絆創膏です。
  1. Q3 
    絆創膏を貼り替えるタイミングはどれくらいがいい?貼りっぱなしでもいいの?(50代女性)
  1. A. 
    治癒タイプの絆創膏の場合、使い始めやキズぐちから出る体液が多い時期は、毎日貼り替えるほうがいいでしょう。その後は、少なくとも2〜3日に1回はキズを観察し、感染を示す症状がないことを確認してください。キズぐちの感染が確認された場合は、医師にご相談ください。

■医師が解説!ひび割れはなぜ起きる?あかぎれを早く治す方法は?原因や予防方法を紹介

調査結果からあかぎれへのお悩みや、試行錯誤しながら対策していることが伺えましたが、日本皮膚科学会皮膚科専門医の花房崇明先生に、意外と知っているようで知らないあかぎれについての基礎知識や、新常識、予防・対処法について解説いただきます。

あかぎれ・ひび割れの原因は?

ひび割れの主な原因は、肌の乾燥やバリア機能の低下とされています。人間の皮膚は本来、一定の水分を保てる構造となっています。しかし、乾燥する季節は肌表面の水分が蒸発し、角質層の乾燥が進行してしまう場合があります。乾燥で肌のバリア機能が失われると、外部からの刺激を受けやすくなり、ひび割れが起こりやすくなります。
他にも、寒さによる血行不良で手足や足先に栄養が行き届かなくなると、肌の修復力が低下しやすくなります。また、加齢によって皮脂量が低下することも、皮膚の乾燥を起こす原因となります。

そしてひび割れが悪化するとあかぎれになり、皮膚表面が荒れてしまうだけでなく、ぽろぽろと角質が剥がれ落ちることも。また、手足の皮膚が突っ張るような感覚が生じることもあります。炎症が起きると、水仕事などができないほどに痛む場合もあります。

あかぎれを予防するには?

  1. 手足を冷やさないようにする

    手足が冷えると、皮膚のバリア機能がダメージを受けやすくなります。そのため、寒い場所に長時間いるとあかぎれになりやすくなります。あかぎれにならないためには、手足を冷やさないよう意識しましょう。
    また、手や指をこまめに保湿し、絆創膏などでガードしたり、手袋を着用することで、あかぎれの予防効果がさらに上がります。オイルを数滴垂らしたぬるま湯に手や足を5分〜10分ほど浸けるのもおすすめです。あかぎれを防ぐには、「手や足を冷やさない」ということを意識しましょう。

  2. 水ではなくぬるめのお湯を使う

    冷水は手や指を冷やし、あかぎれになりやすくします。そのため、水仕事をする場合は、ぬるめのお湯を使用するのがおすすめです。ぬるめのお湯で洗い物をして、肌へのダメージを抑え、あかぎれを予防しましょう。
    ただし、熱いお湯は逆効果です。熱いお湯で手を洗ったり、お風呂・シャワーに入ったりすると皮脂が失われ、皮膚が乾燥して、あかぎれになりやすくなります。
    皮膚の皮脂を逃さないためにはゴム手袋も有効です。ゴム手袋は水仕事での洗剤や石鹸による皮脂の洗い流しを防いでくれます。乾燥に弱い肌の人ほどゴム手袋が有効です。毎日水仕事をする人は、ゴム手袋を着用するようにしましょう。

  3. 部屋を乾燥させないようにする

    空気の乾燥はあかぎれの大敵。油断するとすぐに皮膚にひびが入ってしまいます。そのため、部屋の湿度を高く保ち、乾燥を防ぎましょう。冬場は加湿器を使うなどして、湿度管理に注意しましょう。

  4. 食生活を改善する

    皮膚は4週間ごとに古いものから新しいものへと生まれ変わります。これをターンオーバーと呼びます。新しい皮膚組織を作るために栄養をしっかり摂取しましょう。また、健康的な皮膚にはビタミンCやビタミンE、ミネラルなども欠かせません。食事だけで摂取が難しい場合は、サプリメントなどの活用も考えてみましょう。

あかぎれを早く治す方法は?

  1. 治癒促進タイプの絆創膏を使用する

    あかぎれの保護には、絆創膏がとても有用です。なかでも治癒促進タイプの絆創膏は、あかぎれを治すのに適した潤った環境をつくり、皮膚がきれいに再生するのを促します。あかぎれの痛みも和らげます。
    指を動かしたり、曲げてもしっかりフィットさせたい人には、不織布タイプのものが良いでしょう。水仕事が多い人には、防水タイプがおすすめです。

  2. 患部を清潔にする

    あかぎれやひび割れができたら、患部を清潔に保つことが重要です。あかぎれは放っておくとキズが広がったり、雑菌が入ったりして、さらに症状が悪化してしまいます。
    手洗いをして清潔に保つことは大切ですが、洗いすぎは厳禁です。何度も手を洗うと乾燥が進み、症状を悪化させることがあります。水仕事で洗剤や石鹸を多く使用する人ほど、患部がダメージを受けやすくなります。洗浄料はできるだけ低刺激性のものを使用し、優しく洗うようにしてください。

  3. 市販薬で保湿する

    あかぎれができる主な原因は乾燥ですので、保湿クリームなどで皮膚を乾燥させないよう守りましょう。
    保湿をすることで、肌には一定の水分が保たれ、肌のバリア機能として、肌を乾燥や洗浄などから守ってくれます。皮膚が潤えば、ひび割れやあかぎれを抑えることができるため、肌が乾燥しやすい人ほど保湿がおすすめです。

  4. 手袋などでキズぐちを守る

    あかぎれになった指先などは、炎症を起こして敏感な状態になっているため、ちょっとした刺激にも弱いです。そのため、手袋などであかぎれの箇所を守ってあげましょう。
    あかぎれができたところに絆創膏を貼り、その上を覆うように手袋を着用すれば、あかぎれの手指を守るだけでなく、皮膚の乾燥も抑えることができます。あわせて保湿剤でケアしておけば、より皮膚の乾燥を防いで回復も早まります。

  5. 皮膚科を受診する

    あかぎれは自分でケアすることもできますが、毎日の水仕事などで一向に症状が改善しない場合は、医療機関の受診をおすすめします。
    特に、ズキズキとした痛みが引かない場合や、赤く腫れている場合などは、早めに皮膚科に相談しましょう。専門医があかぎれの症状に応じて薬剤を処方してくれるはずです。キズぐちから雑菌が入って腫れている場合には、外用薬だけでなく、抗生物質などの飲み薬も処方されることがあります。

監修 土井悠人先生

福井医科大学医学部医学科卒業。
形成外科医・皮膚科医・ 美容皮膚科医・ 美容外科医。金沢医科大学病院、産業医科大学病院、その他関連病院の勤務を経て、現在箱崎どいクリニックの院長を務める。
日本形成外科学会専門医・日本美容外科学会(JSAPS)会員

ご参考

ケアリーヴシリーズ

ニチバンは1997年に「肌へのやさしさ」と「フィット感」を兼ね備えた「ケアリーヴ」を発売しました。柔らかく通気性に優れた高密度ウレタン不織布素材のレギュラータイプに加え、防水性に優れた「ケアリーヴ防水タイプ」、丈夫なストレッチ布テープを採用した「ケアリーヴパワー&フィット」、大きなキズもしっかりカバーできるシリーズ最大サイズ「ケアリーヴ超大判」、楽しく貼れる防水タイプの「ケアリーヴキャラクター」を展開しています。(一般医療機器 救急絆創膏)

ケアリーヴ治す力シリーズ

モイストヒーリング(湿潤療法)であかぎれの痛みを軽減し、早くきれいに治す絆創膏シリーズです。
レギュラータイプと防水タイプをラインアップしています。(管理医療機器 家庭用創傷パッド)

ケアリーヴ治す力

やわらかいテープ素材で動きの多い指や、肘・膝などの関節部にもしっかりフィットします。通気性が良く、白くふやけにくいのが特長です。T字型で指を包み込む指先用、さかむけなどにも使えるSサイズやMサイズなど、全7サイズを取り揃えています。

ケアリーヴ治す力防水タイプ

薄さ0.03mmの特殊加工フィルムにより防水性を高めた、貼っても目立たない透明タイプです。水仕事やシャワーなどに最適です。
スポット用からジャンボサイズまで様々な大きさのキズをカバーできる全7サイズ。

ケアリーヴ 製品ブランドサイト

あかぎれ保護バンシリーズ

乾燥した手肌を保護する絆創膏です。伸縮性と透湿性にすぐれたウレタン不織布のテープがしなやかにフィットし、つけていてもゴワゴワ感がありません。パッドがないので指先や関節にしっかり密着し、はがれにくくなっています。
  • TMは商標です。

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ

ニチバン株式会社 ブランドマーケティング部
鈴木
Tel:03-5978-5632

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