自然との共生

生物多様性と保全活動

私たちの企業活動は自然資源から提供されるさまざまなものに依存していますが、森林伐採や環境汚染などによる生物多様性の急速な損失が進行し、世界各地で深刻な危機に直面しています。
セロテープ® など自然資源から提供される恵みから成り立っている製品もあり、生物多様性の損失は重大な社会・環境課題と認識しています。
ニチバングループは、事業活動を通じて自然との共生を目指し、水資源の有効利用や植林活動など、生物多様性の保全に向けた取り組みを行っています。
また工場などの近隣住民や自治体と連携して、生物多様性の保全や自然環境保護のための活動を今後も継続的に実施していきます。

考え方の図

小学校への出前授業による啓蒙活動

2022年度は、「ニチバン巻心ECOプロジェクト」に参加し出前授業にご応募いただいた25校の小学校にて出前授業を実施しました。
第10回「ニチバン巻心ECOプロジェクト」(2019年)から、「セロテープ®」を題材とした授業を行っています。ゴミの分別や環境にやさしい素材、リサイクル活動の重要性や環境問題などについて授業を行いながら、緑の地球のために「自分」に何ができるかを児童たちと一緒に考えています。
出前授業は毎年1学期中(5~7月中旬)に多くのご依頼があり、ご好評をいただいています。

小学校への出前授業

江の川「森のしずく」保全植林活動

江の川「森のしずく」保全植林活動は2022年5月に第3回の国内植林を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の状況と活動に参加する方の健康を考慮し、2020〜2022年は中止としました。

国内での植林活動の様子

海外植林活動

海外では、環境NGOイカオ・アコが1997年から実施しているフィリピンでのマングローブ植林、メンテナンス活動を支援しております。
ニチバンではこれまでに36万本以上の植林に協力しており、2022年度は35,351本の植林活動を行いました。

  • 2023年度においては、15,079本を予定しております。フィリピン国内の経済発展等に伴う物価高騰により苗代が値上がりとなりました。
海外での植林活動の様子

FSC® 認証

ニチバングループは、ニチバン埼玉工場で生産する和紙マスキングテープ(一部海外向け製品)において、2022年FSC®/CoC 認証を取得しました(FSC®C183983)。適切に管理されたFSC® 認証林、再生資源、およびその他の管理原材料を使用した紙基材の和紙マスキングテープを製造、提供することで、販売する企業、使用者の皆様に安心して当社の製品をお取り扱い、ご使用いただけます。

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