ケアリーヴのあゆみ

素肌のような貼り心地を求めて

従来の救急絆創膏にはない快適な使い心地を追求し、1997年に誕生したケアリーヴ。発売以来、品質へのこだわりと多彩なシリーズ・サイズ展開で親しまれてきました。
お客さまの声を糧に、ケアリーヴはさらなる進化を目指します。

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“素肌タッチの救急絆創膏”が誕生するまで

1990年代前半の救急絆創膏は塩化ビニルが主流で、硬くて通気性が低いことが課題でした。これまでにない全く新しい救急絆創膏をつくるため、肌になじむ素材を追求し、伸縮性と通気性に優れた「高密度ウレタン不織布」にたどり着きます。粘着剤や形状など“はがれにくさ”と“使い心地の良さ”に細かいところまでこだわり、3年の開発期間を経て1997年に「ケアリーヴ」が誕生しました。

発売当時のケアリーヴ

製品名の由来

形状が木の葉に似ていることから、CARE「手当て」+LEAF「木の葉」=『CARELEAVES』と名付けられました。これにはLEAVE「(キズや病が)去る」の意味も含んでいます。

主な特長
  • 肌の動きにフィットする“伸縮性”
  • 通気性がよく、白くふやけにくい
  • 肌にやさしい低刺激性粘着剤
  • 多彩な形状・ラインアップ

ニチバンにおける絆創膏とケアリーヴの歴史

1918

「歌橋製薬所」として創業、軟膏・硬膏とともに絆創膏の製造を開始

粘着剤に天然の生ゴムを使用した絆創膏の製造は、品質劣化など多くの難題に遭遇しましたが、塗工や乾燥方法の新技術を開発し、品質安定化に成功しました。このときの試行錯誤が粘着技術として蓄積され、絆創膏を原点とした多くの医療用粘着テープ開発の礎となりました。

1948

ガーゼと絆創膏が一体になった「O.Q.絆創膏」発売

国産の救急絆創膏としてはかなり初期の製品で、布絆創膏の中央にガーゼ片を付け、全面を寒冷紗で覆い一枚ずつ包装したものでした。市場にはほとんど流通しませんでしたが、「キズの手当てをもっと便利に」という発想は、その後の製品にも受け継がれています。

1960

「ニチバン救急絆創膏」発売

1963 スウェーデンからの輸入した救急絆創膏「サビオ」発売
1975

「オーキューバン」発売

発売当初は好調でしたが、品質面では競合品との差別化に苦労しました。

1997

救急絆創膏「ケアリーヴ」発売

救急絆創膏のメインユーザーである女性のニーズに立ち返り、素肌を研究して生まれた救急絆創膏です。テープ部分(基材)に使われている「高密度ウレタン不織布」は、柔軟性に優れ、全方向にほぼ均一に伸びるため、指まわりや関節の動きにも、しなやかにフィットします。通気性にも優れているため、皮膚のムレが少なく、白くふやけることがほとんどありません。他にも、細かい部分まで“はがれにくさ”と“使い心地の良さ”にこだわり抜いて開発しました。

2002

防水機能をプラスした「ケアリーヴ防水タイプ」発売

「ケアリーヴの使いやすさはそのままに、キズを水から守りたい」というユーザーの声から生まれました。しなやかなケアリーヴ基材に、伸縮性のよい防水・透湿フィルムと、水に強くはがれにくい粘着剤の組み合わせにより、患部をしっかり防水します。

2010

丈夫ではがれにくい、布タイプの「ケアリーヴパワー&フィット」発売

ハードな作業や水仕事などでの使用を想定し、高い耐久性を備えた救急絆創膏です。テープ部分には、強度がレギュラータイプの約10倍で、水着や下着等にも使われる布素材を採用。伸縮性があるので、関節部などの動きにもフィットします。

2012

モイストヒーリングでキズを早くきれいに治す「ケアリーヴ治す力」発売

モイストヒーリングでキズを早くきれいに治す高機能絆創膏です。ハイドロコロイドという特殊素材のパッドが、キズぐちから出る体液を吸収・保持して白くふくらみ、キズを治すのに適した潤い環境を保ちます。キズを乾燥させないので、かさぶたをつくらず、痛みもやわらげます。通気性に優れたケアリーヴ素材なので皮膚のムレが少なく、キズぐちの周りの健康な肌にストレスをかけません。

2016

透明で目立たずにキズを早くきれいに治す「ケアリーヴ治す力防水タイプ」発売

テープ部分が透明な防水フィルムなので目立たず、使用シーンを選びません。パッド部分はハイドロコロイドで、キズぐちから出る体液を吸収・保持し、キズを早くきれいに治します。

品質で選ばれる絆創膏の開発

BSジャパン「ものづくりの挑人たち」 ケアリーヴ編

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