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2030年までに売上の海外比率を30%まで引き上げる。

当社の製品は50カ国に輸出されており、2030年までに売上の海外比率を30%まで高めようという中長期ビジョンを掲げています(※『NICHIBAN GROUP 2030 VISION』)。グローバルカンパニーを目指し海外事業本部の重要性も高まっていますが、皆さんは海外とビジネスをする際にどのような部分に面白さや大変さを感じていますか?

取引相手が海外の方というのは、やはりそれだけで大きな違いですよね。日本の商慣習は通じないし、国の状況やNGワードなど配慮するべきことも多くなります。個人的な経験では、私が担当しているオーストラリアでは、ビジネスの話ばかりだと嫌われますね。仕事の話はせいぜい3割、あとは雑談です。最初は「これでいいのだろうか…?」と不安でしたが、「これが相手の商慣習なのだ」と考えています。

私も中国や香港のお客さんに対してニチバンの製品や特長をPRするようなスタンスで臨んでしまい、会話がかみ合いませんでした。中国の地元メーカーと競合するので本来なら価格のギャップを伝え、その上で品質や機能をアピールするべきだった。それから、最近感じるのは「MADE IN JAPAN」の魅力が薄れていること。日本製のブランド力が落ちているのに価格差を埋められていない点は今後の課題です。

そこは海外向けの仕様やローカライズされた製品を今後どれだけ増やしていけるかにも掛かっている。すでにその国特有の仕様を設けたり、機能を絞ってコストを下げた製品を販売してはいるけど、海外比率を高めていくならそうした新しい製品展開をもっと加速させる必要がある。

中国に限れば、国際化によって契約面の整備はだいぶ進んできました。約束を守る環境が出来上がってきている。私の場合は自国の言葉でやり取りできるため、細かなニュアンスを感じ取れる。これが私自身の強みだと思っています。技術畑から国内営業を経験せず海外営業を担当するようになったので最初は苦労しましたが、会社のグローバル成長に貢献できることは大きなやりがいです。

国内営業の時は、文具・事務用品であれば注文を受けてから規格品や在庫をスピーディーに出荷できましたが、海外だとそうはいかない。出荷までどうしても時間がかかるので、先を見通す売上管理能力が求められます。慣れるのは大変だけど、その分グローバル人財として活躍するためのスキルが身に付きます。海外ビジネスの醍醐味を感じながら、スキルアップも目指せる。それが海外事業本部の魅力です。

次の100年を見据え、コミュニケーションも働き方もフレキシブルに。

当社は2018年に創業100周年を迎えました。これだけ長い歴史があると保守的な部分も多そうですが、理念を策定し直すなど社風はかなりチャレンジ。この環境を活かして、個人的には販売国におけるマーケットインの視点に立って製品開発をしたいと思っています。今後に向けて、皆さんは何かやりたいことはありますか?

『NICHIBAN GROUP 2030 VISION』の達成やさらにその先を見据えた場合、やはり課題は現地のニーズと製品の仕様や価格帯のバランス。ここを解決するために、事業本部と営業の中間に立って力を発揮できないかと思案しています。これまでにないポジションで新しい製品開発にも主体的に携わる。当社は社歴や役職を問わず誰とでもフランクにコミュニケーションを図れるし、この環境ならそうした新しい試みもできるはずだと思っています。

私の直近の目標で言えば、新しい代理店をゼロから探して育てたい。10~20年の長期にわたってお付き合いしている代理店もありますが、取り扱う製品はある程度決まっている。完全にフラットな状態から代理店を育てるのは大変だろうけど、きっと面白いはずです。

国内営業はそれぞれの製品群ごとに担当部門が分かれているけど、海外事業本部はすべての製品を扱うので代理店の育成はやりがいが大きそうですね。それから、皆さんを見ていて実感するのはやはり海外事業本部は語学力があるほど活躍しやすいということ。「ゆくゆくは海外とビジネスがしたい」と思っている方は、まずは英語を学び、いろいろな人とコミュニケーションを取っておくと将来の糧になるはずです。

いま海外事業本部にくれば、会社のグローバル化が加速する中で重要な役割を果たし、足跡を残すことができる。このタイミングで加われば貴重な経験を積めますよ。

海外事業部で働く社員は国籍を含め多様な人財が集まっている。遅出や時短勤務など働き方もフレキシブル。人財とワークスタイルの多様化について、海外事業本部は社内の最前線を走っている。だからこそ、会社の変化や成長を敏感に感じ取ることができる。これから入社される方にも、一緒に働きながら会社と自分の成長を楽しんでほしいですね。