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社風を知る

CROSSTALK社員クロストーク

 

現地の言葉や慣習を理解すれば、海外駐在はどんどん楽しくなる。

ニチバンはタイ・バンコクとドイツ・デュッセルドルフの2カ所に海外販社をもち、それぞれ東南アジアとヨーロッパへの販路拡大を担っています。私たちの共通点は、社内でも数少ない海外駐在員だということです。

入社から11年ほど国内営業で病院・医療施設向けの医療材料を扱っていました。国内営業は製品のカテゴリーごとに担当が分かれているので、経験を積む中でしっかり知識を蓄えることができます。しかし、海外販社や海外事業本部ではすべての製品を扱うためイチから覚えることも多くて苦労しましたね。ドイツにきて1年弱が過ぎましたが、日本にいた頃との最も大きな違いは代理店へのアプローチです。日本では基本的に既存の代理店と取引きしていましたが、ドイツでは販路拡大を目指して新規の代理店を発掘していく作業が主となります。しかもコロナ禍での駐在だったので商談はほとんどオンライン。これまでとは異なる、新しいチャレンジができています。

ドイツのデュッセルドルフはヨーロッパの日本人街ですよね。日本人比率はかなり高いですか?

普通に日本人だらけですよ。近くに日本人小学校があるので風景もどこか日本的な場所です。ただ、環境は日本人に適していても、さすがに仕事では言葉の面で苦労しましたね。ドイツに来て半年ほどは商談中も黙ってしまうことが多く、少しずつ改善している最中です。

バンコクにも日本人街があるけど、私も最初は大変だった。でも、住めば都で暮らしているうちに順応していく。私はタイに4年半駐在し、いまでは私と同じように他の国から来ている方と一緒にテニスをしています。

私は日本に留学経験のあるタイ人からタイ語を教わっています。少しは会話ができるようになりましたし、言葉や慣習が理解できるとその国の暮らしが楽しくなりますね。

ニチバンの海外事業はこれからもっと拡大していく。

どの国と取引する際も語学・文化・宗教へ理解を示すことはとても重要だと思っています。特にイスラム圏では、中近東での敬語の使い方や女性を直視しないなど、さまざまな点に気を付けていました。駐在員ならではの悩みや苦労はどのようなものがありますか?

日本語でも英語でも、言葉遣いには気を遣うようになりましたね。物事をはっきり伝え、相手から確実にレスポンスをもらえるよう心掛けています。曖昧な内容だと明確な返答を得られませんから。

言葉の問題以外では貿易実務が大変でしたね。インコタームズ(貿易条件)もあり、覚えるのに苦労しました。それと確認作業が多くなったかな。相手との間で思い違いやギャップが生じる時は、大抵相互理解が欠けている。ギャップをつくらないために、目的をはっきりさせて返答期限を設けるなど、事細かに確認するようになった。

海外で仕事をマネジメントする上ではとても大切なことだと思います。私は中途採用ですが、ニチバンに転職して意外だったのは、想像以上にスピード感があり、裁量も大きかったことです。自分でビジネスを主導し、責任をもってやり抜くことができる。やりたいことに、やりたいように取り組むことができています。

駐在員として、海外マーケットを開拓するために描いているビジョンはありますか?

まずは、日本で販売している製品をヨーロッパ市場で売ること。将来的には人を更に雇えるくらいの会社規模にしたいと思っています。

メンバーの入れ替わりはあるものの、バンコクでは着実に現地化が進んでいる。製品施策は現地のスタッフで推進しているし、この流れを継続しながら規模を大きくしていきたい。

ニチバンは海外の売上比率を高めようとしていますし、新卒でも中途入社でも、グローバルに活躍したい方には大きなチャンスがありますよね。個人的には、そうしたチャンスを掴みたいと考えている方と一緒に働きたいです。

これから入社する方にメッセージを送るなら、何事も自分事として考え、ポジティブな姿勢を持っていてほしい。上司、先輩、後輩など、いろいろな人と相談してアイデアの種ができ、芽が出てくる。その芽を大きく育てていくには、受け身ではダメ。コロナ禍で大変なこともいろいろあるだろうけど、このような状況だからこそ前を向き、新しいことにチャレンジしてほしいです。

自分のストロングポイントとウィークポイントを把握し、本当にやりたいことを探してください。そうすれば自然と良い出会いに恵まれます。ニチバンは海外事業に力を入れていくと宣言しているので、もし興味あれば伸びしろが大きいこの分野で一緒に働きましょう。活躍できるフィールドは世界中に広がっています。