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CULTURE

社風を知る

CROSSTALK社員クロストーク

 

製品開発、人財教育、働き方、社内で進むイノベーション。

グローバル展開、働き方改革、ダイバーシティなど会社も世の中も変革の真っ只中にあります。その中で、ニチバンはエンゲージメントの向上やストレスチェックなど世の中の時流を感じ取り、積極的に働きやすい環境づくりや社員のフォローを行っている。製品開発においても、これまでは現在の優位性をより強く押し出していこうとして既存製品の改善を試みていたけれど、新製品の開発にもチャレンジする方向にシフトしてきました。以前と比べるとチャンスが増えてきたな、という印象があります。

教育や働き方の面では、各種制度によるサポートがずいぶん手厚くなっていますね。トレーナー制度のもと先輩社員から知識や技術を1つひとつ丁寧に教えてもらえる。多様な働き方が導入されたことで、生産性向上も進んでいます。

最近あるセミナーに参加しましたが、ニチバンの方が先行的・先見的な取り組みをしていて拍子抜けしたことがありました。社内全体に「会社を良くしよう」という風土があるし、イノベーション活動も活発化しており、スタートアップ企業と連携した新しい取り組みも始まっている。大学との産学連携プロジェクトもあり、創業100年を超えた老舗企業だけど、まだまだ可能性は無限に広がっているように感じている。

新しい可能性を探る教育プログラムも増えましたよね。私が参加しているグローバル・チャレンジ・プログラムでは研究開発部と同様にいろいろなことにチャレンジしてみようという雰囲気があります。グローバル人財の講義を受けて「語学は手段であり、あくまでビジネスの素養が大切である」ことを学んだり、毎月英語で社内SNSに投稿したり。受講メンバーの間では横のつながりも生まれ、他部署への理解も深まりました。コロナ禍でなければタイに出張して現地のプログラムにも参加する予定でしたが、現地には行けなかったので海外目線で自分にいま何ができるのか考え、タイのメンバーと共有したり、このプログラムを通して、良いアウトプットを出すには目的を意識することが大切だと改めて教わったので、これからも周囲と目的を共有しながらイノベーションにつながる開発プロジェクトに携わっていきたい。

ビジョンや目的を共有することは本当に大事だよね。製品はツールであって、お客様に寄り添ってニーズを満たし、課題を解決することが仕事の目的。開発時代に製品のネタを探すミッションを与えられていた時は、当時の上司から「デスクにいなくても良い」と言われて学会や岡山の訪問看護ステーションに行き、看護師さんからも話しを聞いていた。現場を知ることでニーズを的確に把握し、術後の傷あとをケアする『アトファインTM』、縫合創用ドレッシングの『サージフィットTM』、皮膚の保護やストーマ装具の面板外周部を補強する『ハイコロールTM』などの製品化も実現できた。製品化にはさまざまな壁があるけれど、設計部をはじめ多くの方の協力を得て、周囲を納得させた上で進めなければならない。製品開発に携わる中で自分自身も成長できたと思う。

恐れずチャレンジした先に、大きなやりがいが待っている。

当社のユニークな点を挙げるなら、大学院だけでなく大学卒の新入社員も研究職で採用しているところ。私も大学院には行っていないけれど、先輩から「大卒の研究職を採用している珍しい会社」と聞いて興味を持った。院卒でないから知識面で付いていけるのか不安はあったけど、先輩の面倒見が良くて報告書の書き方から教わり、とても助けられた。入社してから心底困ったことはあまりないかもしれない。

私も同じように大卒で研究職の内定をもらい、本当にやっていけるか不安でしたが面接官の方に相談に乗ってもらい入社を決めました。トレーナーからは仕事だけでなくプライベートでも一緒に遊びに行く仲になりましたし、縦も横も強い人間関係が当社の魅力ですよね。

最近、当社の100年史を読んだのですが、昔からよくチャレンジしていた会社だったのだと再認識しました。難しい環境の中でも諦めず、変化に対して柔軟に対応しながらより良いモノを生み出していく姿勢は、これまでもこれからも脈々と受け継がれていくはず。そんな会社だからこそ、これから入社される方にも恐れず前進してほしいですね。

面接は自分が審査されているようで好きな人はいないはず。だけど、就活はさまざまな会社を知る格好の機会です。私も、面接を受けた会社のいくつかはいまでも覚えています。研究開発に携わりたい人は、その会社の製品が好きになれるか、その会社が実現しているものに共感できるのか、そうした視点で会社選びを進めても良いと思います。当社は粘着テープという派手さはない製品をつくっていますが、自宅や医療現場には欠かせません。ニッチでも世の中に不可欠なモノを扱うのは楽しいですよ。

粘着テープの技術を研究してきた方はあまり多くないと思います。でも、フォロー体制が整っているので何も心配せず入社してください。特にいまは、いろいろなバックグラウンドを持った人が集まり、イノベーションを起こすことが求められています。世の中を変えたい、社会的課題を解決したい、と思っている人なら大きなやりがいを掴めるはずです。